3月23日より世界フィギュアスケート選手権2022年が開催されます。
北京オリンピックでは、ベストを尽くしたものの納得できない演技ではありましたが、将来有望である17歳の新星!河辺愛菜選手について記載します。
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〇この記事を読んでわかること!
・2022年北京オリンピックでの成績
・河辺愛菜選手のここに注目
・河辺愛菜選手のコーチや振付師は誰?
・河辺愛菜選手の戦績?
・スケートを始めたきっかけは?
・過去にはスケートシューズはクラウドファンディング?
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北京オリンピック成績
順位 | ショートプログラム | フリー |
23位【166.73】 | 61.06 | 107.85 |
17歳にして初出場の北京オリンピックでした。
インタビューのコメントにて「申し訳ない。悔しい。もっと強くならないと」とコメントをされていました。
恐らく、自身の演技に納得や出来ないところがあるから悔しいと言う言葉が出たのではと考えられます。
まだ17歳。この悔しさをバネに4年後はメダルに期待したいですね。
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河辺愛菜選手の調整状況
- 2月16日 公式練習で最終調整
本番会場の首都体育館で公式練習に参加しフリープログラム「Miracle」の曲をかけて練習を行うなど、40分間感触を確かめた。
ミラクルを起こすフリーに向けジャンプ修正を行いました。
- 2月15日 オリンピック初出場 SPは62.9発進(15位)
「四季」より「冬」を演じ、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は転倒。
その後は、すぐに立て直し3回転ルッツー3回転トールループの2連続を決め、最後はフリップも成功しフィニッシュ。
本人談:「得点は自己ベストより10点以上、下回ったが「3回転半をやったことに後悔はないし、ダブルアクセル(2回転半)にするつもりもなかった。フリーではしっかりスピードに乗って真っ直ぐ入れるように改善したい。
トリプルアクセル失敗の原因は集中力?
本人談:「昼の練習は調子が良かったんですけど、直前(6分間練習)に集中できなくなってしまって…」。
ほかの選手とコースが重なるなどジャンプを納得いくまで跳べず、ぶつかりそうになって身構える場面もあるなどして思い通りにいかない不運もありました。
しかし、17日のフリーを舞う「Miracle」の作詞作曲したYOSHIKIさんから日刊スポーツを通じて「ミラクルを起こして」とエールにしっかり受け止め「ミラクルを起こして上に行けるように頑張りたい」。
17日のフリーに向け気持ちを切り替えています。
- 2月14日 トリプルアクセル着氷 15日SPへ最終調整
首都体育館のサブリンクにて最終調整を行いました。
トリプルアクセルは安定感が増してきたが、3回転ルッツに苦戦。
浜田美栄コーチから「アクセルはいいけど、やっぱりルッツがバラバラになちゃうから修正しよう」と声を掛けられとのことです。
本人談:「ちょっと緊張しているけど頑張ります」とはにかんだ様子がみられたとのことです。
15日は勢いとスピード感あるスケーティングと思い切りのよいジャンプに注目しながらベストを尽くしてほしいですね‼
- 2月13日 女子ショートプログラム滑走順が決まりました!
※(時間は日本時間15日)
河辺愛菜さんは【第1グループ】開始予定19:08~
4番目 【19:27】に決まりました‼
- 2月12日フィギュアスケート女子の公式練習がサブリンクで行われました。
ショートプログラム(SP)ビバルディの「冬」の曲をかけて
トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はステップアウト、3回転ルッツは着氷し最後は3回転フリップー2回転トウループ。
練習中には3回転半を成功していたとのことです。
本人談:「けっこう、いい感じになってきました。」
北京入りして最終調整に入り調子も良いみたいですね。
2月15日はトリプルアクセルが無事決まりベストスコアが出るといいですね。
- 2月10日に公式練習が首都体育館で行われました。
現地入り後、初練習を行いました。
初練習は氷の感触を確認。曲をかけてトリプルアクセル(3回転半)に5度挑戦。3度転倒がありながらも5度目で氷着しています。
2月9日に北京入りし、この日は35分間の調整。
氷の感触が日本に似ているとコメントの記事もありました。
しっかりコンディションを整えて2月15日に期待したいですね。
- 2月4日に北京の国家体育場(通称「鳥の巣」)で開会式が行われ日本オリンピック委員会(JOC)を通して
「今は楽しみな気持ちでいっぱいです。本番まで一生懸命練習して、自分の精いっぱいの演技が出来るように、オリンピックで滑っていることを楽しめるように、強い気持ちを持って頑張りたいです。」気持ちを高めたコメントをされていました。
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河辺愛菜選手のプロフィール
- 生年月日 2004年10月31日
- 出身地 愛知県名古屋市
- 身長 154㎝
- 血液型 O型
- 趣味 読書
- 学歴 京都両洋高等学校在学中
- コーチ 濱田美栄・田村岳人・長久保裕・山田満知子
- 振付師 ローリー・ニコル
- 経歴 2019年全日本ジュニア選手権優勝
- 所属 木下アカデミー
バンクーバーオリンピックで銀メダルを獲得した浅田真央選手の演技に感動したことがきっかけで、5歳からフィギュアスケートを始めています。
名古屋スポーツセンターで、浅田真央選手の指導をしていた山田満知子コーチからスケートの指導を受けていました。
小学校3年生から、長久保裕コーチ(2006年トリノ五輪・金メダリストの荒川静香さんを育成)に師事し基礎を学びます。
中学2年生から練習拠点を大阪に移すため、父を名古屋に残し母と弟と3人で転居しています。
長久保裕コーチが引退したため、その後は濱田美栄コーチ(宮原知子選手、本田真凛選手、紀平梨花選手を育成)を経て現在は田村岳人コーチ(長野オリンピック出場)に師事しています。
2019年に全日本ジュニア選手権でトリプルアクセルを成功させ、優勝しています。
2020年から木下スケートアカデミーに所属しています。
2021年11月のNHK杯では2位。12月の全日本フィギュアスケート選手権では3位となりなっています。
日本スケート連盟による2022年北京冬季オリンピックの代表選考では、国際スケート連盟公認大会での実績が豊富な宮原知子さん、三原舞衣さんなどの選手と比較検討されましたが、河辺愛菜さんのトリプルアクセル(3回転半)を跳んだ競技力と年齢的な将来性などを理由に初のオリンピック代表に選出されました。
※木下スケートアカデミー
※木下スケートアカデミーとは京都府宇治市にあるアイススケートとカーリングの施設です。
「国際大会で活躍ができるフィギュアスケーターの育成」をコンセプトとしています。
講師は国際大会出場を数多く経験した方ばかりでゼネラルマネージャーに濱田美栄さん、ヘッドコーチ田村岳人さん、ゲストコーチにステファン・ランビエール(オリンピック銀メダリスト)やジスラン・ブリアン(オリンピック金メダリストジャンプコーチ)を迎え、世界での経験を活かした指導で、フィギュアスケートに必要な「技術力」「表現力」を兼ね備えた選手を育成しています。
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河辺愛菜選手のここに注目【技術力・演技力】
勢いとスピード感あるスケーティングと思い切りよく踏み切るジャンプが魅力のスケールの大きいスケーターと評されいます。
また、トリプルアクセルにも挑んでおり、大技を手にすればさらなる飛躍も期待できるといわれています。
6種類の3回転ジャンプを飛ぶことができます。
コンビネーションでは3回転ルッツー3回転トゥループ、3回転フリップ―3回転トウループ、2回転アクセル―3回転トゥループなどを成功させています。
バレエや効果的に筋力を鍛えるための陸上トレーニング、身体のケアなど総合的に指導を受けています。技術力や演技力だけでなく表現力にも注目したいですね。
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振付師 ローリー・ニコル
アメリカ合衆国生まれ、カナダ在住のフィギュアスケート振付師です。
選手時代は女子シングルの選手として全米選手権に出場しています。
19歳でアイスショーのメンバーとなり1983年には世界プロ選手権で銀メダルを獲得しています。
1996年に世界チャンピオンとなったミシェル・クワンの「サロメ」の振付師として一躍脚光を浴びます。
手がけるプログラムは幅広く、スケーターの個性を強く現したプログラムが多いとされています。
音楽の中に自然に要素(エレメンツ)を盛り込み、洗練された振付が評価されています。
村主章枝さんによると、選手自身が振付を難しくすることには寛容だが、手を抜いていることを見つけるとその選手にメールを送って注意をするそうです。
2014年には世界フィギュアスケート殿堂入りをされています。
過去には浅田真央さん、高橋大輔さん、本田武史さん、村主章枝さんの作品の振付を担当されています。
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スケートシューズはクラウドファンディング?
2021年1月にスケート靴のためにクラウドファンディングで資金を募っていました。
トリプルアクセルが飛びやすい靴の為、左右バラバラの靴を履いています。
片方で8万円、もう片方が10万円にさらにブレードを付けるために18万円の費用がかかっていると語っていました。
「世界で挑戦できるスケート靴を見つける」を目標に200万円の寄付を募りました。
その結果、2021年1月15日から2021年2月27日の期間で222人から235万4,000円を集めています。
クラウドファンディングの金額は1,000円から15万円のコースがあり、それぞれリターンが設定されていました。
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河辺愛菜選手の戦績
〇2021-22年
月 | 大会名 | 合計 | SP | フリー |
10 | スケートカナダ | 186.52(9位) | 53.30(12位) | 133.22(6位) |
11 | NHK杯 | 205.44(2位) | 73.88(2位) | 131.56(4位) |
12 | 全日本選手権 | 209.65(3位) | 74.27(3位) | 135.38(3位) |
〇2020―21年
月 | 大会名 | 合計 | SP | フリー |
11 | NHK杯 | 185.70(6位) | 63.62(6位) | 122.08(6位) |
12 | 全日本選手権 | 201.58(6位) | 64.70(8位) | 136.88(5位) |
〇2019ー20年
月 | 大会名 | 合計 | SP | フリー |
12 | 全日本選手権 | 169.28(13位) | 56.52(14位) | 112.76(10位) |
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まとめ
初出場の北京オリンピックで経験を積み、まだまだ17歳とこれからの日本の女性フィギュアを背負う将来が楽しみな河辺愛菜選手。
次回のミラノオリンピックでは今回の経験を活かしてメダル獲得に期待したいですね‼
最後までお読みいただき有難うございました。
同じく北京オリンピック初出場選手。期待の樋口新葉選手について詳しく知りたい方におススメです!